本文へスキップ
電話・WEB相談

 【主なトラウマ相談】

 虐待(身体的・
   精神的・性的虐待)


 犯罪被害(性犯罪・
   暴力・恐喝等)


 DV(夫からの言葉・
   体の暴力等)


 いじめ

 各種ハラスメント
   (パワハラ・セク
    ハラ・アカハラ)


 交通事故

 災害(地震・
   火災・水害など)






震災に遭われた方へ

この度の、東北大震災におきまして、被害に遭われた方に、心よりお見舞い申し上げます。

地震災害後の、恐怖症状や不安のサポート、トラウマ治療、セルフケア指導を行っております。


実際、被災地を訪問し、学校の先生方や子ども達のサポートを行ってきました。

■被災地から、関西方面へ来られている方

■東北大震災がきっかけで、阪神大震災を思い出しつらい方

是非ご相談下さい。






被害者支援
■当相談室では、虐待・犯罪・事故・災害・DV・いじめ・ハラスメントなどの、
  各種被害に遭われた方の、トラウマ治療と研究に力を入れています(心理療法詳細)

■法律事務所等と連携し、裁判中の方のメンタルサポートも行っています。

■被害後は、ストレスにより心と体のバランスを崩し、以下のような変化を起こすことがあります。

これらは、誰にでも起こり得る自然な反応であり、決して性格のせいではありません。
【被害後の心と体の変化】

突然の衝撃的出来事(犯罪・DV・事故・災害等、大きなストレスとなる出来事など)や、
繰り返し苦痛な出来事を経験した後に生じる、特徴的な変化。

過覚醒

緊張・興奮状態。イライラしやすい。感情の起伏が激しい。
少しの刺激でも、びくっと反応する(例:大きな声や音に反応)パニック等。

再体験

考えたくないのに、何度も被害に関連した嫌な出来事を思い出す。映像・音・匂い等リアルに思い出し、勉強や仕事に集中できない。悪夢を見る等。

回避
感情マヒ


被害に関連した事を思い出させるものを避ける。話さない。これまで楽しめていたものが楽しめない。色々な活動に興味がなくなる。感情が乏しい等。

その他
あの時〜できたら被害を避けられたのに(罪悪感)・過剰な警戒・不安・
無気力・集中困難・不注意・自信喪失・未来に希望が持てない等。


不眠(寝つきが悪い・中途覚醒・早朝覚醒・悪夢を見ると朝まで寝つけない)・動悸・息苦しさ・頭痛・腹痛・冷や汗・めまい・吐き気・食欲減退・食欲亢進・頻尿・おねしょ等。

【記念日反応】:被害に遭った時と、同季節・日程・時間などに、調子が悪くなる。

生活
今まで、一人でできていた事ができなくなる。家事や、仕事が手につかない。
TVや趣味を楽しめない。人と関わりたい気持ちにならず、交友関係が狭くなる。孤立。
被害に関連した場所を避けたり、関連した行動がとれないなど、活動範囲が狭くなる。
 
二次被害
被害後、家族・知人・捜査機関・司法機関・医療機関・マスコミの取材や報道・噂などによる、偏見や、無理解により傷つき、二次的被害を受ける事がある。

例)「くよくよするな」「早く忘れて」など一見励ましに見える言葉や、
  「大した事ではない」と過少評価されたりすることで傷つく事がある。
 

【症状の起こり始める時期・期間】

■被害直後から、上記の症状が起こり始める事がある。

■被害直後に、変化がなくても、数か月後、あるいはもっと遅くに出てくる場合もある。

■一時的な症状でおさまる場合もあれば
数か月〜数十年続く場合もある。

■ひどい場合は、PTSD(外傷後ストレス障害)と診断される。

【外傷後ストレス障害(PTSD)診断基準】

■PTSDとは、posttraumatic sttress disorderの略。
 突然の衝撃的出来事を経験することによって生じる、特徴的な精神障害。

■DSM−W(アメリカ精神医学会による「精神疾患による診断統計要覧(第四版)」)
 による診断基準を以下に示す。


 

A.その人は、以下の2つが共に認められる外傷的な出来事に
  暴露されたことがある。


(1) 実際にまたは危うく死ぬまたは重症を負うような出来事を、1度または数度、
 または自分または他人の身体の保全に迫る危険を、その人が体験し、目撃し、
 または直面した。

(2) その人の反応は強い恐怖、無力感または戦慄に関するものである。

 

B.外傷的な出来事が、以下の1つ(またはそれ以上)の形で
  再体験され続けている。


(1) 出来事の反復的で侵入的で苦痛な想起で、
  それは心像、思考、または知覚を含む。

(2)
出来事についての反復的で苦痛な夢。
(3)
外傷的な出来事が再び起こっているかのように行動したり、感じたりする
 (その
体験を再体験する感覚、錯覚、幻覚、および解離性フラッシュバック
  のエピソー
ドを含む。また、覚醒時または中毒時に起こるものを含む)。
(4)
外傷時出来事の1つの側面を象徴し、または類似している内的または
  外的きっか
けに暴露された場合に生じる、強い心理的苦痛。
(5)
外傷時出来事の1つの側面を象徴し、または類似している内的
  または外的きっか
けに暴露された場合の生理学的反応性。

 

C.以下の3つ(またはそれ以上)によって示される。

 (外傷前には存在していなかった)外傷と関連した刺激の持続的回避と、
  全般的反応性の麻痺。


(1) 外傷と関連した思考、感情、または会話を回避しようという努力。
(2)
外傷を想起させる活動、場所、または人物を避けようとする努力。
(3)
外傷の重要な側面の想起不能。
(4)
重要な活動への関心または参加の著しい減退。
(5)
他の人から孤立している、または疎遠になっているという感覚。
(6)
感情の範囲の縮小(例:愛の感情を持つことができない)。
(7)
未来が短縮した感覚
 (例:仕事、結婚、子供、または正常な一生を期待しない)。


 

D.(外傷以前には存在していなかった)持続的な覚醒亢進症状で、
  以下の2つ(またはそれ以上)によって示される。


(1) 入眠、または睡眠持続の困難。
(2)
易刺激性または怒りの爆発。
(3)
集中困難。
(4)
過度の警戒心。
(5)
過剰な驚愕反応。

 
E.障害(基準B,C,およびDの症状)の持続期間が1カ月以上。



F.障害は、臨床上著しい苦痛または、社会的、職業的
  または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。